大手警備会社の特徴

大手警備会社の特徴は、会社の事業規模が大きいこともあり職種の幅が広く、福利厚生が行き届いているなどが挙げられます。しかし、その一方で研修内容が厳しく、正社員を目指している方にとっては社員登用の競争率が高く、狭き門となっているのも事実です。

メリット

大手警備会社の場合は、現場数が多く途中で仕事の現場がなくなってしまうというリスクがほとんどないため、安定した収入を得ることができます。安心して働けるという意味でこれは大きなメリットの一つです。

また、大手の場合は事業規模が大きいため、施設警備や機械警備、交通警備、雑踏警備など職種も豊富で自分に合った職種を選べます。さらには福利厚生も充実しているため、この点も大きなメリットといえます。交通費が支給されるケースも少なくありません。

デメリット

大手警備会社の場合、入社後に受ける法定研修の内容がしっかりした内容となっており、人によってはその内容が厳しすぎると感じるようです。研修内容がしっかりしているのは非常にいいことですが、研修を受けて警備員としてやっていく自信を失う方も少なくないため、この点はデメリットといえるかもしれません。

上記で挙げた現場数の多さは大手警備会社のメリットの一つですが、大手の場合はその分働き手の人数も多くなっています。したがって一人に割り当てられる仕事の量が限られてしまう可能性も高く、数多くの現場に立って稼ぎたいという方にとってはデメリットです。

特に日給で働きたい高齢者の方にとっては、割り当てられる仕事の量が少ないとあまり稼げないため、この点は大きなデメリットといえるかもしれません。

中小警備会社の特徴

中小警備会社の特徴は、所属する警備員の人数が少ないこと、現場数も大手にくらべると少なく、職種の幅が狭いことなどが挙げられます。しかし、所属する警備員の人数が少ない分、一人に割り当てられる仕事の量が多いため、現場に数多く立って稼ぎたいという方にはおすすめです。

メリット

上述したように中小警備会社には所属する警備員が少人数のため、一人あたりに割り当てられる仕事の量が多く、稼げるチャンスが多いのが魅力です。また、中小警備会社は募集されている求人形態がアルバイトから契約社員、正社員と幅広く、自分のライフスタイルに合わせて選べるのもメリットといえます。

最初はアルバイトから始めてみて、その警備会社が自分に合うようなら正社員を目指してみるということも中小の警備会社なら可能です。さらに中小警備会社は、人手が不足しているところも多く、高齢者が日給で働く際に採用されやすい点も特色といえます。

その他、給料の支払い方法やシフトに関しても柔軟に対応してくれる傾向にあり、その点も大きなメリットです。

デメリット

事業規模が大手警備会社に比べて小さいため扱っている職種の幅が狭く、希望の職種を選べない点はデメリットといえます。例えば施設警備の仕事をしたいと思っていたとしても、商業施設における施設警備はその多くが大手に依頼されるため、中小警備会社ではその希望を叶えることはなかなかできません。

また、中小警備会社の中には交通費が支給されないところもあるため、仕事をする前に確認することが必要です。